20代後半職歴なしからのビルメンブログ

東京 現在系列ビルメン 所持資格:電工2・危険物乙4・2ボ・冷凍3・消防設備士乙4/6 何かあればコメントよりどうぞ

短期離職の原因は何か

もっとも多いのは人間関係だと思います、どんなに楽な現場でも人が合わなければ

地獄なのは想像に難くありません。

 

次に業務量、残業が多い現場になると月60時間ほど残業があったりします。

実際私もピーク時でそのぐらいの残業がありました。

ただ、業者の深夜作業の立会いによる残業も多かったため、自分自身の肉体への

負担という意味では他業種よりは遥かにマシかと思います。

 

そして難しいのが、転職時のアピールポイントとして使えるネタ作りという点では

ある程度業務量が多い現場の方がやりやすいということです。

私も業務量の多い現場で1年通して働いたことで、その点では有利になりました。

かといって1年続かなければ本末転倒ですし、そもそも現場の業務量を選んで

就職するというが難しいためこの点に関しては配属された現場次第でしょう。

 

そして最初に言った人間関係についても配属された現場次第です。

そうなると運試しのようになってしまいますが、入社のハードルの高い会社であれば

その社員の人間性も良くなってくる傾向はあるのではないでしょうか。

もちろん例外はあり、どんないい会社でもパワハラ基質の人はいます。

ただ、入社するにあたって出来ることはそのぐらいです。

 

人間関係さえ円満であれば、多少業務量が多くてもなんとかなると思います。

せめて積極的に業務に取り組む姿勢を見せる等して反感を買わないようにしましょう。

 

次回は上位系列と下位系列の給与面での差について書きたいと思います。

 

転職活動において有利になる経歴

今回の内容は私の個人的な想像を多分に含んでいます、が大きくは外していないと思いますので参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

まず、選考において致命的な不利を生み出してしまうと常々言われているのが「短期離職」と「空白期間」です。

これは言われるまでもないと思う方も多いのではないでしょうか。

 

それを踏まえ考えると過去に長い空白期間があったらダメなのか?というと

必ずしもそうとは言えないかと思います(実際に私は空白が10年弱ありました)。

一番重要なのは直近の経歴であり、ビルメン業界への就職を目指すケースであれば

訓練校に通ってからの経歴になると思います。

 

20代であれば過去の大きな空白に関しては昔はダメだったけど、

心を入れ替えてやり直すつもりだ、とでも言えばそれだけでどうにでもなります。

問題は、その言葉に説得力を持たせられるかどうかです。

 

具体的には以下の点がポイントになるかと思います。

職業訓練校在籍中に内定を決める(中途退校または修了直後に就職)

・継続して資格を取り続ける

・最低1年は継続して勤務する

・転職をする場合は在職中に次を決める

 

色々書きましたが、要するに空白期間を作らないことが大切です。

とはいえ、一度どこかの会社に就職したとしてそこで1年続けられるかどうか

というのもなかなかハードルが高いと思います。

次回はどうすれば短期離職のリスクを下げられるかについて書きたいと思います。

 

 

上位資格(ビル管・電験・エネ管)がなくても、上位系列には入れる

20代の若さであれば上位系列に入れる可能性は十分にあります。

実際に私が転職したときには、経験年数が1年強・資格は4点セット+消防設備士程度でしたが複数社から内定をいただきました。

もちろん、転職活動のタイミング等でいくらでも状況は変化しますが、

それでも上位系列への入社ハードルを必要以上に高く見積もる必要はないと思います。

 

訓練校からの就活の際とは違い、しっかり資格を揃えてから臨むことができますし、

働きながらの転職活動であれば、期限を区切る必要もなく非常にやりやすいです。

もしも内定がもらえなくても今いる会社で働き続ければいいだけですから、

転職活動をすることによるリスクもないようなものでしょう。

 

ただし、転職活動をするにあたって理想的な職務経歴に近づける準備は

必要になってくるかと思います。

次回は転職活動をするにあたって重要だと考える点について書きます。

未経験者が上位系列に入社するためには

表題の件は、当然個人差が非常に大きい内容です。

未経験での採用ということは、これまでの経歴と将来性を評価しての選考となります。

将来性はさておき、これまでの経歴での選考という点では、

高卒で職歴がない私のような人間では非常に厳しくなります。

いかに自分が将来に期待できる人材かをアピールするかが勝負になるでしょう。

最終的に、私は訓練校在籍時に上位系列に応募することなく終わりましたが、

当然応募はしてみるべきだと思います。

 

ただ、いくら20代の若さでも誰でも入れるというわけではないという点は

考えておく必要があるかと思います。

そのような企業から内定がもらえなかった場合は、

当然下位系列・独立系といった企業に就職することになります。

ある程度会社のランクを落とせば20代はいくらでも行先があるので、

その点は心配する必要はないと思います。

その後、転職活動をして上位系列を狙うという計画になります。

私は実際にそのような経緯で転職しました。

次回はどのような経歴で上位系列から内定を貰えたのか、を書きます。

(上位・下位)系列系と独立系ビルメンの違いとは?

この辺りも業界に入る前は気になる点かと思います。

系列系と独立系の違いは比較的わかりやすいほうかと思いますので簡単に説明します。

系列系は大手企業の子会社やグループ企業で独立系はそれぞれ独自の企業です。

 

問題は所謂上位系列と下位系列と言われる企業の違いです。

これらの分類は具体的な定義が決まっているわけではないですが、

一般的に待遇の良し悪しで判断されるものになるかと思います。

 

そして待遇の良し悪しを判断するのに一番わかりやすいのが年間休日数かと思います。

待遇が良いと言われる企業で年間休日数が120日を切っているケースは少ないです。

次の基準は年休104日以上かどうか、になると思います。

これは、年間の土日の総日数となり完全週休二日が守られているかどうかの基準です。

ビルメンは多くの場合シフト勤務ですので土日休みとはなりませんが、

年休104日を目安としてそれを下回るような企業には行くべきではないでしょう。

 

実際は有給消化率や残業時間の方が大きく影響してきますが、

その辺りは現場次第の要素も強いため入社前には判断が難しいです。

まず会社の待遇で少しでもいいところを目指すのが基本となると思います。

 

また、その他にも明確に違いがわかるケースがあります。

親会社があってその子会社に上位系列があり、孫会社に下位系列があるパターンです。

その場合は主に上位系列の会社がビルマネとしての役割を担い、下位系列は

現場での仕事に専念するといったパターンが多いです。

当然、上位系列の方が待遇面では遥かに上になります。

ここでいうビルマネ業務メインの上位系列に、上位資格やビルマネ経験がないままに

応募すると容赦なく落とされますので選び方には少し注意しましょう。

 

ちなみに給与面での判断は、意外と難しいです。

求人票によく乗っているモデルケースの年収もあまりあてになりませんし、

基本給すらわからないケースが多いため、賞与○ヶ月!とあったところで

具体的な金額は不明ということも珍しくありません。

当然給与面では高額の方が高待遇とは言えるのですが、

求人からだけでは意外と読み取れないことが多いと思います。

職業訓練校からの就活について

訓練校からの就活の鉄則として「訓練校修了前に内定をとること」があります。

これに関しては議論の余地は特にないと思いますが、問題は限られた期間の中でどのタイミングで就活を行うかです。

結論としては、理想のレベルの高い企業への応募→現実的な企業への応募の順番が良いかと思います。

 

志望度の高い求人ほど資格の揃った後半に応募したいところですが、あまり引き伸ばすと内定のないまま訓練が終わってしまうリスクもあります。

そして、4点セットで一番重視される二種電工に関しては訓練期間中に取得するのは難しいです。

 

2018年の二種電工の日程

筆記試験の申し込み締切 2018年4月4日(水)

技能試験の結果発表 2018年8月20日(月)

これに免状の申請から発送まで含めてさらに2週間弱かかります。

 

これを見てもらうとわかるように、申込みの締切から技能試験の発表までの間に約4.5ヶ月あります、免状まで待つと5ヶ月ぐらいです。

ビルメンの訓練期間は大体6ヶ月ですから、最高のタイミングで入学した上で、免状の発行なしでの合格通知を待つだけでもかなりギリギリとなってしまいます。

つまり、二種電工の試験に合格しながら在学中に就職活動を行うのは難しいということになります。(実際に私も二種電工はない状態で就活を行いました)

資格が1つでも多いのは当然大切なことですが、それにこだわっている時間もそれほど多くないので、資格を2つ程取得した段階で早めに就活を始めるべきだと思います。

私は就活を始めるのが比較的遅かったため、応募できた企業の数が少なくなってしまい、後悔しています。

ダメ元で応募するようなレベルの高い企業を一つでも資格を増やしてから受けようと訓練校の期限ギリギリまで引っ張ったところで、現実的な就職先との兼ね合いで最後まで就活を続けることは難しくなってしまいます。

その辺りの計画についても考えてみるといいと思います。

未経験者は職業訓練校に行くべきか?

表題の件ですが、私は「絶対に行くべき」だと思います。

この件については大体誰に聞いても同じような返事が帰ってくるでしょうが、

一応私なりの理由を列記しておきます。

 

1.ビルメンに就職に必要な最低限の資格を講師の指導の下取得できる。

カリキュラムは訓練校によって違うでしょうが、

基礎的な資格については多くカバーされているはずです。

いわゆる4点セット(第二種電気工事士・危険物乙四・2級ボイラー・冷凍三種)や

消防設備士などが選択肢にあるかと思います。

国家試験を経て免状を得ることができる各資格は客観的に努力を証明する

チャンスになります、一つでも多くとって臨みたいところです。

 

2.履歴書・職務経歴書の書き方を始め、最低限のビジネスマナーについて教われる

まともな職歴がない人にはこれも大きなメリットとなるでしょう。

履歴書等の書き方、面接の基本マナーはこれから先にも大いに役に立ちます。

また、これを一人で調べてやるのは相当骨が折れますし、面接の練習などは一人では難しいでしょう。

 

3.管理された環境で就職に向けての活動ができる。

この点は賛否があるかもしれませんが、個人的にはとても大きいところでした。

放任されると無駄な時間を過ごし先延ばしにしてしまうダメ人間だからこそ、

職業訓練校で管理されることでなんとか就職ができたと思います。

一人でしっかり出来る、という方なら不要かもしれませんが

ビルメンを目指すような人は(私を含め)そうでない人の方が圧倒的に多いように思います。

 

4.そもそも訓練校の出身であることが就職に有利に働く。

訓練校に直接求人が届くこともありますし、業界を目指すにあたり

訓練を経ている人間の方が選考は有利だというのは多くの方から聞きます。

実際、未経験者は訓練校出身者しか取らないという企業もありました。

 

すぐに思いつくのはこんなところです、とにかく訓練校には通った方がいいです。

まず、毎日訓練校に通うようになったのがダメ人間脱出の第一歩でした。

次は職業訓練校からの就活について書きたいと思います。