ビルメンの仕事における残業とは
ビルメンの残業の内容というのは、実務に就くまで想像しにくい部分かもしれません。
実際、私はそれまで残業というと規定の時間内に仕事が終わらず業務時間を延長するというイメージしかありませんでした。
しかし、そういった残業は下っ端の立場の場合少ないです。
小さい障害が重なった時などその処理等で1時間程度伸びることはありますが、全体から見れば少ないです。
責任のある立場で各業者との仕事がある人の場合は別かもしれませんが、
下っ端がそのような残業を長時間するのは大規模障害(緊急事態)のときが多いです。
そのような大規模障害は滅多にありません。
では残業の大部分を占めるのは何かと言うと、予め決められている夜間作業の立会い業務が多いです。
例えば、商業施設の場合は営業中にできない作業がたくさんあります。
その作業は閉店後行うわけですが、そうなると21時~23時位の遅い時間に作業を開始することになります。
必然的に、作業の終了は夜中の2時だったり長いものだと朝5時ぐらいになったりします。
これが予めスケジュールとして設定されていて、それに従って夜残業するというのが残業時間の大部分になります。
その残業が入るタイミングは、非番の日です。
1日目 宿直→2日目 非番(宿直後朝に帰り、夜中出てきて翌早朝に帰る)→3日目休日といったシフトになります。
私の現場はありませんでしたが、日勤が終わった後そのまま残り残業する現場もあるそうです。
当然、夜中に活動しないといけないため心身への負担は大きいです。
商業施設が忙しいと言われる理由は日中の障害発生数が多いこともありますが、
施設の休日が年数日しかないため夜中の作業が多くなるのが主要因だと思います。
オフィス等であれば週末休みの日中に作業ができます。
そういったこともイメージしておくと、入社後のギャップは少なくなると思います。