(上位・下位)系列系と独立系ビルメンの違いとは?
この辺りも業界に入る前は気になる点かと思います。
系列系と独立系の違いは比較的わかりやすいほうかと思いますので簡単に説明します。
系列系は大手企業の子会社やグループ企業で独立系はそれぞれ独自の企業です。
問題は所謂上位系列と下位系列と言われる企業の違いです。
これらの分類は具体的な定義が決まっているわけではないですが、
一般的に待遇の良し悪しで判断されるものになるかと思います。
そして待遇の良し悪しを判断するのに一番わかりやすいのが年間休日数かと思います。
待遇が良いと言われる企業で年間休日数が120日を切っているケースは少ないです。
次の基準は年休104日以上かどうか、になると思います。
これは、年間の土日の総日数となり完全週休二日が守られているかどうかの基準です。
ビルメンは多くの場合シフト勤務ですので土日休みとはなりませんが、
年休104日を目安としてそれを下回るような企業には行くべきではないでしょう。
実際は有給消化率や残業時間の方が大きく影響してきますが、
その辺りは現場次第の要素も強いため入社前には判断が難しいです。
まず会社の待遇で少しでもいいところを目指すのが基本となると思います。
また、その他にも明確に違いがわかるケースがあります。
親会社があってその子会社に上位系列があり、孫会社に下位系列があるパターンです。
その場合は主に上位系列の会社がビルマネとしての役割を担い、下位系列は
現場での仕事に専念するといったパターンが多いです。
当然、上位系列の方が待遇面では遥かに上になります。
ここでいうビルマネ業務メインの上位系列に、上位資格やビルマネ経験がないままに
応募すると容赦なく落とされますので選び方には少し注意しましょう。
ちなみに給与面での判断は、意外と難しいです。
求人票によく乗っているモデルケースの年収もあまりあてになりませんし、
基本給すらわからないケースが多いため、賞与○ヶ月!とあったところで
具体的な金額は不明ということも珍しくありません。
当然給与面では高額の方が高待遇とは言えるのですが、
求人からだけでは意外と読み取れないことが多いと思います。