20代後半職歴なしからのビルメンブログ

東京 現在系列ビルメン 所持資格:電工2・危険物乙4・2ボ・冷凍3・消防設備士乙4/6 何かあればコメントよりどうぞ

普通の人になりたい

働きだして、とりあえず金銭面ではそれなりに貰えるようになりましたが、

それは喜ばしいことなのですが、中身が全く伴わないままなのが辛いです。

 

ビルメンをやっている時点で人生順風満帆のエリートという人は見当たりませんが、

それでも周囲は普通に人間らしい生き方をしてきた人です。

約10年の大きな空白のある人間とはある意味全く別の人種です。

系列系の会社に入り、現場の先輩は結婚してる人がほとんどになりました。

現場で結婚してないのは私より年下の1人だけで、年下でも結婚してる人がいます。

 

今後の目標としてビルメンとして仕事を続けていくことはもちろんですが、

こういう人間として欠落している部分を少しでも埋めていきたいという気持ちも持つようになりました。

これはニート期間には全くなかったことで、社会に触れ合うようになった結果社会性を追い求めるようになったということなのでしょう。

ここからの更生は現実的には相当難しいですが、少しずつでも色々なことを経験していかないといけないと思います。

有名なビルメンハズレ現場の内容は正しいのか? その2

前回の続き

 

○土日正月休み(ビルが)

これは以前私が触れた商業施設の忙しい原因の逆の内容です。

土日休みであれば無理に夜間に作業する必要がないため非常に楽になります。

休みのない施設ですと夜間にやるしかなくなります。

 

○吹抜、エスカレータが無い

○エレベータ、防火シャッター、自動扉、冷却塔が少ない 

○3~5人の現場(※小規模、小綺麗で人員の少ないビルを狙えって事)

○電気主任は保安協会・法人委託 

○熱源は地冷 

○契約外の仕事、オーナーの雑用・物品購入が無い

○電気、熱源、機械等の定期点検、修理、清掃は外注

○法適用外設備が多い

この辺りはまとめて仕事が増えない条件ということでしょう。

ただ3-5人しかいない現場だと有給が使いにくそうな印象を受けます。

(私は最小でも10人前後の現場しかいたことがないのであくまで予想です)

地冷(地域冷暖房)は熱源設備が外部になるため仕事量が減るそうです。(地冷現場未経験)

 

○制服の形・色が変でない ○常駐は地上
〇窓付き ○待機中に資格の勉強可 〇休憩時間に外出可 ○施設内の食堂利用可 

○ネット・TV・冷蔵庫・レンジ・給湯・洗濯機が自由に使える 

この辺りは福利厚生に近い内容かと思います。

常駐が地上で窓付きがいいと言うのは息が詰まるからでしょうか?

個人的にはあまり気にしたことはないです。

 

〇工業高卒崩れ・職人崩れが少ない 

〇平均年齢が若すぎず高齢すぎず 

職人気質の人は危険というのはよく言われてましたし、同感です。

私の少ない経験から言うと、若い人に接しにくい人はほぼおらず、高齢は両極端だった印象です(私より年下はそもそも少ないですが)。


REITがらみの建物でない  

○完全月給制である

よくわからない2つ

REIT不動産投資信託系らしいがデメリットはよくわからないです。

完全月給制は勤務日数によらず給料が決まる制度とのことなので、

休日出勤を入れられたら逆に苦しくなりそうな気もしますがどうなのでしょう。

 

あまり参考にならない内容となってしまった気もしますが以上です。

現場を選ぶことはほぼ出来ませんが、ある程度参考になる基準ではないかと思います。

 

有名なビルメンハズレ現場の内容は正しいのか? その1

タイトルの件は以下のコピペでよく見るハズレ現場についてのものです。

実際に働いてみて、改めてみたときにどれだけ納得出来るか見ていきたいと思います。


■病院、ホテル、百貨店(=ビルメン三大重労働)。 不特定多数の出入りが多いほどハズレ

これは納得できます、間違いないでしょう。

不特定多数の出入りが多いほどハズレ、という文面は非常に説得力があります。


■資格の必要な冷凍機(夜間蓄冷熱含む)・ボイラー・コージェネのある現場

資格が必要な冷凍機やボイラー等がある現場にいたことがないので正直分かりません。

ただし、資格が必要な大型のものでも頻繁に障害が起こるのでなければそこまで変わらないのではないか?という気はします。

もちろん大型であれば点検等の作業も大変になるでしょうから、そういう意味では間違ってはないとは思います。


■超高層、高層、大規模。規模は小さくても築年数の古い建物(1回の巡視点検1hが目安)

大規模であるほど忙しい、建物が古く設備が老朽化してるほど忙しいというのは

容易にイメージが付くと思います。


■1つの現場に複数の会社が常駐、防災センターに常駐する

このような現場は経験があります、会社を越えて情報の共有をしないといけないので非常にめんどくさいです。

ただ、その現場は特に何かトラブルがなければ非常に楽であり、そのトラブルが起こる頻度もかなり低かったため、むしろ楽でした。

そこまで交流する機会が多くなかったのも大きいかもしれません。

密にやり取りが必要で相手が面倒だったらストレスになるでしょう。


消防点検(法定)、汚水・受水槽清掃等、下請けのやるべき仕事を自前でやっている

妥当、無駄な仕事は少ないに越したことはありません。


■新規契約、立ち上げ現場(新築を含む)

竣工したばかりの現場は初期不良が安定するまで非常に大変だと聞きます。

マニュアルもないので一から作らないといけないためそれも負担でしょう。

大体築5年~10年ぐらいがベストかもしれませんね。


■人の入替わりが激しい、人間関係が変、無意味な慣習を続ける現場(ヒマだった時代の慣習を続けている)

人間関係が変だとハズレなのは言うまでもないですし、ハズレでなければそんなに人は入れ替わらないので妥当でしょう。

無意味な慣習というのもよくあるものです(そういう決まりだからというやつ)。


■監視室が留守になる現場(緊急対応不能、無理な契約、人不足、クレーム多、事故・危険度高)

むしろこんな現場あるのかというレベルの話です。

夜中の契約外の時以外常に監視室には誰かいるというのは常識だと思っていました。

これが守られない会社は相当ヤバイと思います。


■ビル管理の他にマンション管理もやっている(会社として手を出しているのも含む)

マンション管理はビルメンから見ればブラックらしいのでわからなくはないです。

会社として手を出してるとよくない、というのがよくわからないですが自分が異動でやらされるリスクということでしょうか。


偽装請負状態である(元請が直接雇用しなければならない「労働契約申込みみなし制度」がスタートしています)

恥ずかしながら私の知識不足で偽装請負、というものの理解があまり出来ていません。

Aが発注者で、Bが元請け、Cが二次受けという状態でAがCに直接指示を出すといった内容がそれに当たるそうです。

よく系列仕事を下請けしてる会社がありますが、そういったところがそれにあたるのかもしれません。

そしてそのような会社は安くてキツイ仕事ばかり振られている印象がありますので、正しいかと思います。

 

ここまで見てきて、特に妥当だと思うものは赤字にしてみました。

残りは次回に回します。

 

ビルメンの仕事における残業とは

ビルメンの残業の内容というのは、実務に就くまで想像しにくい部分かもしれません。

実際、私はそれまで残業というと規定の時間内に仕事が終わらず業務時間を延長するというイメージしかありませんでした。

 

しかし、そういった残業は下っ端の立場の場合少ないです。

小さい障害が重なった時などその処理等で1時間程度伸びることはありますが、全体から見れば少ないです。

責任のある立場で各業者との仕事がある人の場合は別かもしれませんが、

下っ端がそのような残業を長時間するのは大規模障害(緊急事態)のときが多いです。

そのような大規模障害は滅多にありません。

 

では残業の大部分を占めるのは何かと言うと、予め決められている夜間作業の立会い業務が多いです。

例えば、商業施設の場合は営業中にできない作業がたくさんあります。

その作業は閉店後行うわけですが、そうなると21時~23時位の遅い時間に作業を開始することになります。

必然的に、作業の終了は夜中の2時だったり長いものだと朝5時ぐらいになったりします。

これが予めスケジュールとして設定されていて、それに従って夜残業するというのが残業時間の大部分になります。

 

その残業が入るタイミングは、非番の日です。

1日目 宿直→2日目 非番(宿直後朝に帰り、夜中出てきて翌早朝に帰る)→3日目休日といったシフトになります。

私の現場はありませんでしたが、日勤が終わった後そのまま残り残業する現場もあるそうです。

当然、夜中に活動しないといけないため心身への負担は大きいです。

 

商業施設が忙しいと言われる理由は日中の障害発生数が多いこともありますが、

施設の休日が年数日しかないため夜中の作業が多くなるのが主要因だと思います。

オフィス等であれば週末休みの日中に作業ができます。

そういったこともイメージしておくと、入社後のギャップは少なくなると思います。

なかなか行動が起こせない人へ

私も行動に移せない人でした、先延ばしを繰り返し時間を無駄にしてきました。

最初の一歩が一番大変で、そこを乗り越えられればということはなんとなく感じていたのですが、

それでもなかなかその一歩が踏み出せずにいました。

 

そんな中踏ん切りをつけられた動機について書いてみたいと思います。

 

1. 就職を目指すのであれば今は時期がいい

ニュースでも人手不足が騒がれて久しいこの頃、人気のホワイトカラーである事務職等はまだまだ倍率が高いようですが、

ブルーカラーのビルメンは就職しやすい部類と言って良いでしょう。

どうせなら有利な時期に就活をしたいですよね。

 

2. これからは時期が悪くなる可能性が高い

よく言われるのが東京五輪の後には景気が悪くなり就職しにくくなるのではという予想。

実際にどうなるのかはその時までわかりませんが、過去の事例を見ても現実離れした予想ではなさそうです。

それを踏まえると、2020年までに就職を決めるというのが無難な選択肢ではないでしょうか。

 

3. 1歳でも若いほうが就職には圧倒的に有利

これは感覚ではわかっていても、どれほど大きいかというのはなかなか実感できないと思います。

ビルメンの世界は年齢層が高く30代でも若手と言われるのは間違いないですが、その中でも20代は別格の扱いです。

将来性豊かな原石として見てもらえますし、周りも年上がほとんどですので年下の上司に叱咤される気まずさを味わう可能性も低いでしょう。

20代で動き出せばいい結果につながる見込みは十分あります。

 

主に私が行動できた理由は1と2が大きいです。

感覚としては「今だけ○○が割引で安いし今のうちに買っておいたほうが得」と同レベルです。

そう考えるとあまり高尚な動機ではなかったかもしれませんが、どんな理由であれ行動してみなくては始まりません。

嫌ならやめることはいつでもできます、やらずに後悔しないようにしましょう。

4点セット+αの中で実務で役立つ資格はどれか?

色々な資格がある中、どの資格を優先的に取ればいいのか迷う人も多いでしょう。

どうせ取るなら実務で役に立つ資格を優先したいと、私も当時考えていました。

 

ただ、結論から言うと(少なくとも私の経験では)どの資格も大差がありませんでした。

私がこの業界に入る前のことですが、職場の風景として

「この作業にはこの資格が必要だから資格を持ってる○○さんにやってもらおう」

といったようなやりとりがあるのかと思っていました。

 

実際にはそういったやり取りは一度も見たことがなく、資格がないとできない作業に当たるということ自体がなかったです。

これは誰もが4点セット程度なら持っているから、というわけではなく無資格の先輩でも全く作業に差はありませんでした。

 

では資格はいらないのか?というとそういうことではなく、会社からの評価には直結

しますし、まず資格がなければ入社も難しいので必要なことには変わりありません。

資格がないとできない作業というものはなくても、資格試験で培った知識が各作業で少しは生きて理解を助けてくれることはありますので取得していきましょう。

更に言うと、現場によってはオーナー側の意向で一定の資格を持っていないと配属できないような現場もあるそうなのでやはり資格は大切です。

 

働き始めると資格を取るのも大変ですので、職業訓練のうちに出来るだけとりましょう。

特に、技能試験がある二種電工や年に1回しかない冷凍3種などは免状は間に合わないとしても優先的に勉強に取り組むと良いかと思います。

ただし、入社のためのアピールという意味では4点セットと消防設備レベルの話であれば大きな差はないかと思いますので、数多く取得する方向を目指すと良いかと思います。

その際は試験回数が多い危険物や消防設備士が挑戦しやすいでしょう。

上位系列と下位系列の待遇差

表題の件、私の経験と各企業の求人票を見てきての内容となります。

下位系列の場合は年収250万~300万といったところでしょう。

求人表で見ると大体月給18万数千円ぐらいを下限に応募してる企業で、

賞与や福利厚生も充実してない場合この程度です。

 

上位系列の場合は、日勤現場の場合300万~350万といったところです。

そもそもの月給が違う、賞与(または賞与に影響する基本給)が違う、

各種手当が違うとその理由は様々です。

特に宿直業務がある場合は大きく差が出てくるでしょう、待遇が良い会社の

宿直手当は1回で3000円以上出ることも珍しくありません。

宿直勤務はだいたい月6-8回程だと思いますので、それだけで月2万ぐらいになります。

宿直や日1時間(月20時間)ぐらいの残業が絡んでくれば年収400万を越えてきます。

もちろん昇給の幅も違うので差はさらに開いていきます。

 

先に挙げた下位系列は、高齢の未経験でも訓練校を経由すれば入れるような会社が多いです。

若さは何よりの武器ですので、最初からは無理でも若い内にしか挑戦できない会社に転職活動で応募してみるのが良いでしょう。